COPDの基礎知識
2017年6月9日
(閲覧数:7122)
相澤智弘Dr.
真木病院は2017年5月30日、高崎ビューホテルで当院、呼吸器外来(専門外来、毎週金曜午後)の診療を行なっております相澤智弘医師による健康講座「COPD(慢性閉塞性肺疾患)の基礎知識と肺炎球菌ワクチンの最新情報について」を開催いたしました。
相澤医師は日本呼吸器学会専門医、内科認定医で呼吸器内科のエキスパートです。患者さんやご家族のみなさまに対しわかりやすい説明を心掛けているというだけに、講演でも「肺の構造」や「COPD(慢性閉塞性肺疾患)」についてわかりやすく説明してくださいました。
肺は繊細な臓器であること
COPDの原因の9割が喫煙であること
COPDはレントゲンで見つけにくいこと
口腔ケアを怠らないこと
健診の肺機能検査の経過を毎年チェックしていくこと
肺炎球菌ワクチンはどっちを選ぶか
プレベナーを打った半年後にニューモバックスを打つ
肺胞が壊れると直らない、酸素を吸引するには年間100万円程度の医療費がかかる、となると、禁煙と定期的な健診がいかに大切かよくわかりました。代表的な肺炎球菌ワクチン、プレベナーとニューモバックスの効果的な打ち方について参加者からためになったとの声が上がりました。
肺に関する心配事がある方、ワクチンの相談などありましたら、呼吸器外来(専門外来、毎週金曜午後)を受診してください。
健康講座は年2回、春と秋に開催しております。どなたでもご参加いただけますので、ご興味をお持ちの方はお気軽にお問い合わせください。