設備
当院内視鏡センターでは高精度の内視鏡検査を行うために、全ての内視鏡光源にハイビジョン対応システムを導入し、使用している内視鏡はハイビジョン内視鏡が主体です。。また、更なる精度向上のため、オリンパス社製内視鏡システムではNBI(Narrow Band Imaging)、富士フイルム社製内視鏡システムではBLI(Blue LASER Imaging)という、特殊な光を用いて病変をより高精度に観察することができる機器も導入しています。
使用する内視鏡の多くはハイビジョン内視鏡ですが、患者様や病状に応じて、病変を80倍程度まで拡大して観察することができる拡大内視鏡を用いることもあります。また、上部内視鏡(胃カメラ)が辛い方には経鼻内視鏡を使用する場合もあります。
当センターではダブルバルーン内視鏡も導入しております。ダブルバルーン内視鏡は主に小腸の内視鏡観察に使用しますが、当センターでは小腸用のダブルバルーン内視鏡だけでなく、大腸や術後腸管用のダブルバルーン内視鏡も常備しています。
内視鏡で食道・胃・腸(小腸・大腸)の中を観察するためには、空気で胃や腸を膨らませる必要があります。しかし、検査が終わった後、お腹に残った空気のためしばらく辛くなってしまう方がいらっしゃいます。内視鏡で使用する空気を炭酸ガスに変更すると、炭酸ガスは吸収が非常に早く数分で体外へ排出されるため、お腹の張りなどの苦痛が大幅に軽減されます。当院では、4台の内視鏡用炭酸ガス発生装置を導入しており、患者様の苦痛軽減に努めております
内視鏡は専用の内視鏡洗浄機器を用い、1人の患者様毎に洗浄消毒を行っています。当センターでは8台の洗浄消毒器を常備し、日本消化器内視鏡技師の資格を有するスタッフの指示のもと、内視鏡洗浄消毒ガイドラインに準じ内視鏡の洗浄消毒を行っています。
内視鏡光源システム
- オリンパス 5台(ハイビジョン・NBI対応)
- 富士フィルムメディカル 3台(ハイビジョン・BLI対応)
上部消化管内視鏡(食道・胃・十二指腸) 合計26本
- ハイビジョン内視鏡 11本(オリンパス;8本、富士フィルムメディカル;3本)
- 経鼻内視鏡 8本(オリンパス;3本、富士フィルムメディカル;5本)
- ハイビジョン拡大内視鏡 3本(オリンパス2本、富士フィルムメディカル1本)
- 高画質治療用内視鏡 3本(オリンパス2本、富士フォルムメディカル1本)
- ERCP 1本(オリンパス)
下部消化管内視鏡(大腸) 合計9本
- ハイビジョン拡大内視鏡 4本(オリンパス)
- 高画質細径拡大内視鏡 1本(オリンパス)
- 高画質内視鏡 1本(オリンパス)
- 高画質細径治療用内視鏡 2本(オリンパス1本、富士フイルムメディカル1本)
- 極細経高画質内視鏡 1本(オリンパス)
ダブルバルーン内視鏡 合計3本
- 小腸用 2本(富士フィルムメディカル)
- 大腸・術後腸管用 1本(富士フィルムメディカル)
超音波内視鏡システム
- 超音波システム 2台(オリンパス1台、富士フィルムメディカル1台)
- 超音波プローブ 8本(オリンパス2本、富士フィルムメディカル6本)
内視鏡用炭酸ガス送気装置 合計5台
- オリンパス 3台
- 富士フィルムメディカル 2台
内視鏡・関連機器洗浄消毒機器 合計9台
- ジョンソン&ジョンソン 8台(2本洗浄2台、1本洗浄6台)
- 超音波洗浄機 1台(オリンパス)